世界的不況下で輸出を伸ばすことは容易ではない。この手の記事では輸出と言えば車や家電など最終消費財ばかりを取り上げるが、実は日本の輸出の主力は中間財つまり中国や韓国などの「工場」国に輸出する高性能の”部品”である。日本の中間財の性能は非常に高くこれなくして中国や韓国の輸出は成り立たないため、多少円高になったくらいではこれらの輸出は激減しない。しかし世界的不況で中国や韓国の最終消費財の輸出が減少したらモロに影響がでる。これはTPPで雀の涙ほどの関税を撤廃することとは何の関係もない。つまり今後の世界経済の動向次第では”輸出立国”を目指したところでどうにも立ち行かないのだ。もちろん円高がこのままでいいわけがない。ただ、”世界に打って出ろ”というスローガンは明白に間違っているのだ。
日本経済を苦しめているものは日銀の無策による深刻なデフレだ。円高、少子化、財政悪化、すべては日銀の人災である。世界各国が通貨供給を増やす中で日本だけがマネタリーベースを増やさず、延々とデフレと円高を放置し続けている。日本の輸出依存度は十数パーセントしかなく、実は日本は内需が巨大な国だ。東日本大震災や老朽化したインフラの再構築と逼迫した国内需要が今ほど高まっている時はなく、また巨大なデフレギャップがあり、国債金利は世界最低レベル、巨大な内需を掘り起こし経済を活性化させるに躊躇する理由はない。輸出の減少分は国内で十分吸収できる。日銀が十分な通貨を供給しさえすればすべての歯車は回りだすのだ。「日銀による人災=デフレ」の解消、これが最適解だ。
これを明確に理解し質している国会議員もいる。
しかし日銀総裁と財務相の答弁を見よ!
これでは日本は滅ぶ。
www.nicovideo.jp/watch/sm16855076


by psycholo
じゃあ二度と世論調査などする…